女性ソロキャンプの危険性と対処法を紹介します。
「これからソロキャンプをはじめてみたいけど不安……」そんな人のために、女性がソロキャンプをする際に考えておきたいことをまとめました。
20代の頃にソロキャンプをしていた筆者の経験から、トラブルや対処法、おすすめグッズをピックアップ。
はじめての女性ソロキャンプって勇気いるよね〜
ちゃんと準備して行けば大丈夫だよ!
- 不安な人がソロキャンプデビューする手順は?
- 女性ソロキャンプで気をつけることはなに?
- 持っていくべき対策グッズを教えて!
筆者の失敗をもとに、よりよいソロキャンプを楽しむためにチェックしましょう。
【女性ソロキャンプは危ない?】3ステップでキャンプデビューをしよう
「はじめてのソロキャンプにチャレンジしたい」と思った時に、女性1人では不安がありますよね。
そんな不安を解消するために、ソロキャンプデビューに向けたステップを3段階で紹介します。
1.デイキャンプでひとり時間を満喫してみる
初めてソロキャンプに行く人は、まずはデイキャンプでひとり時間を過ごしてみましょう。
自然の中にひとりでいると「まったり癒される」イメージを持つ人も多いかと思います。
しかし、はじめてのソロキャンプでは、思いのほかソワソワしてしまうことも……。
いきなりの泊まりがけのキャンプは、ハードルが高いもの。
まずはデイキャンプに1人で出かけ、キャンプ場での過ごし方を体験してみましょう。
おすすめの過ごし方は、焚き火や簡単なランチ、読書など。
テントを建て、道具一式をレイアウトしてみましょう。
▼ソロキャンプ女子の道具選びのコツとおすすめの道具についてはこちら!
▼ソロキャンプ女子におすすめのテントについてくわしくはコチラ!
2.車中泊にチャレンジしてみる
1人でのデイキャンプが楽しく過ごせたら、車中泊キャンプにチャレンジしてみましょう。
車中泊なら、夜中にトラブルがあった際にもすぐ帰宅でき、鍵のかけられる車内なら安心です。
焚き火や調理などは、小さなテーブルとチェアを設置して外でできます。
就寝だけを車内にし、ほかは通常のキャンプと同じように過ごせますよ。
▼ソロキャンプ女子のための車中泊ガイドはこちら!
3.キャンプ場で1泊してみる
車中泊が楽しく過ごせたら、いよいよテント泊キャンプにチャレンジしましょう。
はじめてのときは、人の少ないキャンプ場や野営感のあるキャンプ場はおすすめしません。
清掃が行き届き、区画整備された活気のあるキャンプ場が安心です。
初心者は、トラブルや困ったことがあった際に、キャンプ場のスタッフに相談できる環境を確保しましょう。
▼ソロキャンプに行く前に考えたいことについてくわしくはこちら!
【女性ソロキャンプは危ない?】危険性とは?さまざまトラブルを想定しよう
女性ソロキャンプで考えられる危険性は、大きく分けて3つです。
天気の急変やケガなど自然が元となるトラブル
「急な雨風でテントが崩壊した」や「滑ってケガをした」などは、誰にでも起こりうるトラブルです。
モノが壊れるだけならまだマシですが、ケガをして動けなくなってしまうのは怖いですよね。
出発前に現地の天気や状況を把握し、対策をして出かけましょう。
とくに、風の強さには要注意。
くわえて、誰かに気づいてもらえる環境でキャンプをしましょう。
不意のケガを防ぐためにも、きちんと整備されたキャンプ場がおすすめ!
野生動物によるトラブル
筆者自身も管理が甘く、サイトを離れた際に野生動物に肉やウィンナーなどを食べられてしまったことがありました。
自分の食べるものだけでなく、動物が食べ物を覚えてしまったことでキャンプ場の管理者やあとから利用する人にも迷惑がかかってしまいます。
食べ物やゴミの管理は、匂いがもれないように密閉できる容器にしまったりする工夫が大切です。
大きめのジップロックに入れ、保冷バッグに入れておく、など2重の対策が安心です。
第三者によるトラブル
女性が最も恐怖を感じるのが、第三者によるトラブルではないでしょうか。
女性が1人で過ごしていると、ソロキャンパーの男性から声をかけられることもあるかもしれません。
挨拶程度の好意的な声かけであれば、丁寧に対応することでお互い快適に過ごせるでしょう。
しかし、一部には女性ソロキャンパーを「迷惑」と感じたり、ナンパ目的の人がいることも……。
実際にそのような悪意のある声かけをされると、恐怖でしかありませんよね。
そのような人たちから身を守るためにも、慣れるまでは人の少ないキャンプ場を避けましょう。
万一の際の通報の方法の確認や、防犯対策もあわせて行いましょう。
▼筆者がソロキャンプで出会った迷惑おじさんたちの実録はこちら!
【女性ソロキャンプは危ない?】初心者におすすめの対処法
「ソロキャンプを始めたい」初心者の女性におすすめの対処法を紹介します。
女性専用サイトを利用する
女性専用サイトを利用するのも、安全にキャンプをするための手段のひとつ。
男性立ち入り禁止のサイトであれば、おじさんに絡まれるリスクをゼロに抑えられます。
しかし、女性専用サイトはまだまだ地方には少なく、これから増える見込みもあまりないでしょう。
「近くに女性専用サイトのキャンプ場がない」という人は、つぎを参考にしてください。
キャンプ場やサイトの選び方に注意する
安全に過ごすために、キャンプ場やサイトの選び方に注意しましょう。
具体的には、きちんと区画整備され、利用料の安すぎないキャンプ場を選ぶのがおすすめ。
そういったキャンプ場を好む人は、スマートで自分の時間や空間(パーソナルスペース)を大切にしたいキャンパーが多い印象です。
すべてではありませんが整備の行き届いていない無料のキャンプ場に比べて、不必要に他人にからむ人も少ないはず。
キャンプ場の雰囲気と集まるキャンパーの性質は、おおむね比例する印象です。
人が少なく野営感のあるキャンプ場では「ニワカ」と思われてしまうと、やや居心地が悪いかもしれません。
初心者のうちは、安心・安全なキャンプ場を選びましょう。
初心者歓迎のキャンプ場は、きれいだけど夜も賑やかだったりするよね〜
好みにもよるけど、筆者はルールに厳しいくらいの方が過ごしやすいよ!
キャンプおじさんが「うざい」と感じるときは逃げる
ソロキャンプでおじさんに絡まれて「うざい」と感じる時は、逃げましょう。
管理スタッフに頼れば、注意してくれたり、サイトを変更が可能な場合もあるでしょう。
不安な時は、撤収することも必要です。
ソロキャンプで楽しい時間を過ごすことも大切ですが、まずは身を守ることを第一に考えましょう。
そんな危ない事はほとんどないけどね!
万一の時は、通報してもいいんだよ〜
【女性ソロキャンプは危ない?】おすすめのソロキャンプグッズ
女性ソロキャンプで身を守るために、持っていきたいおすすめアイテムは以下です。
- あったかアイテム:真夏の平地以外はなるべく持っていこう
- 防犯アイテム:ソロキャンプには備えておきたい
- 救急アイテム:意外とよくある!突然のケガや不調に備える
- モバイルバッテリー:フル充電で必ず持っていこう
あったかアイテム:真夏の平地以外はなるべく持っていこう
真夏以外の平地はなるべく持っていきたいのが、あったかアイテム。
具体的には以下です。
- 上下のダウンなどの防寒ウェア
- 湯たんぽやナルゲンボトルなど即席で暖の取れるアイテム
- エマージェンシーシート
日中は半袖で過ごせるほどの暑さでも、夜間・朝方は急激に冷え込むことも。
体調を崩さず快適に過ごすためにも、上下のダウンやフリースなどの防寒着は必ず持っていきましょう。
それでも「寒くて眠れない」時のために、湯たんぽやナルゲンなど即席で暖の取れるアイテムがあるといいでしょう。
登山界隈でもよく使われる水筒「ナルゲンボトル」。
荷物の負担にもならず、熱湯を入れるだけで湯たんぽとして使えるおすすめアイテムです。
そして「エマージェンシーシート」が1枚あると安心です。
数百円で購入できポケットティッシュサイズ。安心のために1枚常備しておきましょう。
防犯アイテム:ソロキャンプには備えておきたい
「もしも」を防ぐためにも、できるだけの防犯アイテムを備えておきましょう。
例えば、以下のような対策ならすぐにできます。
- テントの入り口に防犯ブザーを設置する
- テントに鍵をつける
防犯ブザーはテントのジップを開けると、鳴るように設置しましょう。
外から見えないように内側に設置します。
そして、テントを離れる際や就寝時などはテントに鍵をかけるのも有効。
おすすめは、ワイヤータイプのダイヤルロックです。
南京錠と違い、鍵を紛失するリスクがなく、万一開けられなくなった場合にもワイヤーを切るだけで済みます。
「テントの幕を切れるから意味がない」と感じるかもしれませんが、鍵があるだけで抑止力につながるはずです。
また、スマホでの通報操作にも慣れておきましょう。
iPhoneであれば事前に設定をしておくだけで、緊急SOSに簡単にアクセスできます。
普段は馴染みのない機能のため、事前のチェックがおすすめです。
救急アイテム:意外とよくある!突然のケガや不調に備える
万一のケガや不調に備えて、救急アイテムを準備しておくことも大切です。
具体的には以下のものです。
「ファーストエイドキット」があれば、簡単なケガや虫刺されにもすぐに対応できます。
ファーストエイドキットには、ポイズンリムーバーが必須。
自然の中にあるキャンプ場には、ハチやヘビなど危ない生き物もいます。
万一の対応にはもちろん、アブやブヨなどよくいる虫に刺された時にも、ポイズンリムーバーがあると後が楽になりますよ。
モバイルバッテリー:フル充電で必ず持っていこう
電波が届きにくかったり気温が低かったりと、キャンプ場ではスマホの充電の消耗が早くなる条件が揃っています。
「いつも大丈夫だから」と過信することなく、フル充電した「モバイルバッテリー」は必ず備えておきましょう。
実際に追い込まれてはじめて気づきますが、スマホのバッテリー切れは想像以上に怖いです。
便利になった最近では、公衆電話もほとんどなく、助けを求められる人の電話番号を記憶しているという人も少ないのではないでしょうか?
キャンプ場ではいつも以上にバッテリーの消耗が早いことを忘れず、万全の備えをしていきましょう。
【まとめ】女性ソロキャンプは危ない?不安になりすぎす一歩踏み出そう
女性ソロキャンプの危険性と対処法について紹介しました。
ソロキャンプで想定されるトラブルは主に以下です。
女性ソロキャンプで意識したい対処法が以下です。
万一の危険に対処するおすすめグッズは以下です。
- あったかアイテム:真夏の平地以外はなるべく持っていこう
- 防犯アイテム:ソロキャンプには備えておきたい
- 救急アイテム:意外とよくある!突然のケガや不調に備える
- モバイルバッテリー:フル充電で必ず持っていこう
さまざまな場面を想定し危険を考えると、ソロキャンプがちょっと不安になってくるかもしれません。
実際にフィールドに出かけると危ない場面に遭遇することはまれで、出会う人もいい人がほとんどです。
筆者自身、無鉄砲な20代の頃に準備不足でソロキャンプをはじめ、周りのキャンパーさんに助けられたことも多くありました。
万全の備えができたら、勇気をだしてフィールドに出かけてみましょう。
キラキラの星空に、温かい焚き火とコーヒー。誰にも気を使わずにまったり過ごせる時間。
1人で過ごすキャンプは、ナニモノにも代えがたい特別な時間になりますよ。