日本の老舗テントブランドの「ogawa」。
「小川」や「オガワキャンパル」と呼ばれ、国内の人気メーカーであり、信頼のおけるブランドです。
老舗の信頼感ゆえ、流行のテントとは一線を画す存在でもあり「小川テント=ベテランキャンパー」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
小川テントって聞いたことはあるけど……
小川テントは、キャンプ場ではかぶりにくいけどみんなが知っているいいテントだよ!
- オガワの2ルームテントの魅力は?
- オガワ「ファシル」ってどんなテント?
- オガワの2ルームテントのバリエーションを教えて!
初心者がやや手を出しにくいイメージのあるogawaテントですが、筆者愛用の「ファシル」と人気の2ルームのバリエーションをあわせて、その魅力を紹介します!
2ルームテントとは?
2ルームテントは、近頃のキャンプシーンにおいてもっとも人気の形のテント。
大きなリビングスペース(前室)と、寝室(インナールーム)備え、タープが不要でプライバシーも守られやすくなります。
雨や風などの悪天候時でも過ごしやすいことから、ファミリーやグループでのキャンプにとくに人気が高いテントです。
キャンプ場でよく目にするのは、DOD「カマボコテント」やコールマン「タフスクリーン2ルーム」、スノーピークの「エルフィールド」が多い印象です。
キャンプ場でかぶらない2ルームテントがいいなぁ……!
2ルームテントをさまざまな角度から紹介しているから、下記の記事を参考にしてみて!
▼おすすめ2ルームテントの紹介・ランキングはこちらをどうぞ!
2ルームテントのレイアウト
タープ要らずで快適に過ごせる2ルームテント。
広い区画サイトであれば、タープを張って広々使うこともできますが、多くの2ルームテントは入り口のフライシートを跳ね上げてレイアウトできます。
2ルームテントのリビングであれば、タープよりも人目が気にならず過ごせ、お座敷スタイルもおすすめです。
お座敷スタイルは、人数分のチェアを持つ必要がなく、荷物を軽量化できるメリットも。
レジャーシートでのびのびくつろげるので、筆者家族はお座敷スタイルが大好きです!
とは言っても、焚き火をする際やちょっと座りたい時にはチェアが便利なので、小上がりスタイルが定番になっています。
季節に合わせた暑さ・寒さ対策
2ルームテントは、スクリーンメッシュの調整で暑さ・寒さ対策をすることができます。
夏や春秋の日中はフルメッシュで風を通して涼しく、寒い時間はすべて閉めて、更にストーブがあれば快適にすごせますよ。
オガワテント「ファシル」ってどんなテント?
「ファシル」は、小川の2ルームテント。
シンメトリーの美しいデザインが特徴的で、オールメッシュにして快適にすごすことができます。
クロスポール設計で設営が簡単ながらも、突然の悪天候にも安心の強度を備えています。
ややコンパクトな2ルームテントで、夫婦や3人家族にピッタリ。
大きすぎず、設営・撤収をはじめとした取り回しも楽ちんですよ。
筆者は店頭で一目惚れをしてから、やっとの思いで手に入れたよ!
重量
- 13.6kg(付属品除く)
- フライ:約6.0kg、インナーテント:約2.7kg、
- ルーフフライ:約0.6kg、ポール:約4.3kg
- 付属品約3.1kg
素材
- フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
- ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
- インナーテント:ポリエステル68d
- グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- ポール:6061アルミ合金φ14.5mm、7.9mm
収納サイズ
- 72×32×32cm
小川テント「ファシル」のメリット・デメリット
つづいて、筆者愛用のオガワテント「ファシル」をもっとくわしく紹介します。
- 設営が超簡単!初心者にも扱いやすい◎
- 夫婦でもOK!小型でコンパクトな2ルーム
- オールメッシュでシェルターにも
- スカート付きで寒い時期も安心
- 小さめサイズで区画サイトも安心
- キャンプ場でかぶらない
- 設営楽ちん!慣れたら15分で建てられる
- 【デメリット】価格がお高め……!
設営が超簡単!初心者にも扱いやすい◎
クロスフレーム×2で完成する設計の「ファシル」は設営が超簡単!
ポールを4本差し込んで、8箇所を固定するだけ。
ペグタウンはポールの根本と前後入り口の両側12箇所で安定します(気候に応じて張り綱をプラスします)。
ポールもすべて同じものなので、差し込む箇所を間違える心配もなく、特別ちからが必要な場面もありません。
初心者でも立てやすい簡単設計で、キャンプを始める前の挫折を防げるでしょう。
キャンプ場で設営が永遠に終わらなさそうな人、見かけるよ……
経験に不相応なテントで挫折する初心者も多いからね……
夫婦でもOK!小型でコンパクトな2ルーム
「ファシル」は4人用のテントですが、スノーピークの「エルフィールド」と比べて、ひとまわりコンパクトなサイズ感。
夫婦ふたりや子ども1人の3人家族までが、ゆったり使えるサイズかな……と感じます。
コンパクトだから、扱いやすさは◎
オールメッシュでシェルターにも
全面メッシュパネルのついた「ファシル」は、夏キャンプやデイキャンプにも大活躍!
オールメッシュに開放すると四方から風の流れを受けられるので、熱がこもることがありません。
ブラックメッシュで外から中の様子も分かりづらいので安心。
吊り下げ式のインナールームは、取り付けしなくてもOK。
暑い時はシェルターとして、コットを設置して過ごすのもおすすめです!
季節に合わせた使い方のバリエーションが豊富!
スカート付きで寒い時期も安心
「ファシル」はテント全面にスカート付き。
寒い日や夜間もしっかり隙間風を防げ、突然の雨にも室内がドロドロになりにくく、快適に過ごすことができます。
人気の2ルームテントの中には前室にスカートのないテントもあるので、秋冬も使いたい人はテント選びの際には注意しましょう。
スカートがあると砂や泥の跳ね返りを防げ、テント本体もよごれにくくなりますよ。
設営時にスカートにペグを打ち込んで穴を開けてしまう人も多いので、気をつけてね!
小さめサイズで区画サイトも安心
コンパクトな2ルーム「ファシル」は、区画サイトでも安心して利用できます。
大きな2ルームテントでは区画サイトに建てられなかったり、向きを自由にレイアウトできなかったりと不便なことも……。
その点、コンパクトな「ファシル」では、区画内でのレイアウトに困ったことはありません。
キャンプ場でかぶらない
「ファシル」をはじめとした小川テントは人気の有名ブランドであるにも関わらず、キャンプ場では人とかぶることはほとんどありません。
小川テントを見かけても「ピスタ」や「ピルツ」が多く、2ルームテントは少ないかな……という印象です。
同じテントってやっぱりちょっと気になるよね……。
ノルディスクはかぶりまくってたから、かぶらないのって嬉しいよ!
設営楽ちん!慣れたら15分で建てられる
「ファシル」は慣れたら設営がとっても楽ちん!
フレームのポール4本が全て同じものかつ、シンメトリー設計だからこそ、細かい配置を気にせず直感でサクサク設営できます。
「キャンプ場に到着してパラパラと小雨が降ってきた!」なんてときにも、フライだけパパっと先に建ててしまえば、自立するので移動もカンタン。
慣れたら直感的に建てられる設計で、設営はとっても楽ちんです。
【デメリット】価格がお高め……!
使っていてほとんど不満を感じない「ファシル」ですが、最も目につくデメリットは価格が高くて手を出しにくいことではないでしょうか。
スノーピーク「エルフィールド」で7万円台、コールマン「タフスクリーン2ルーム」で5万円台、ロゴス「ドゥーブル」に至っては4万円台から買えてしまう2ルームテント。
コンパクトなサイズ感で12万円の「ファシル」は、やや高級品かもしれません。
その分、機能性や居住性、建てやすさなどよく考えられたテントだと納得しているよ!
▼ファシルについてもっとくわしく紹介した記事はこちら!
【オガワテント】2ルームテントのバリエーション5選
筆者愛用の「ファシル」以外にも、オガワテントには人気の2ルームテントがあります。
- アポロン:オガワで最も人気の大型2ルーム
- アポロンS:使い勝手◎小型アポロン!
- ティエラ5-EXII:バランス感◎小川の代表的なテント
- ティエララルゴ:ゆったり過ごせる最高峰の大型2ルーム
- ティエラリンド:最もコンパクトな2ルーム
アポロン:オガワで最も人気の大型2ルーム
「アポロン」は、日本の気候に合わせた全天候型の2ルームテント。
オールメッシュでシェルターとしても使え、サイドパネルが跳ね上げてオープンな空間にすることも。
天候やキャンプスタイルに合わせて自在にレイアウトを変えられます。
重量
- 約23.0kg(付属品除く)
- フライ:約10.7kg、ルーフフライ:約1.2kg、
- インナーテント:約3.2kg、ポール:約7.9kg
- 付属品重量:約3.8kg
素材
- フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- インナーテント:ポリエステル68d
- グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
- メインポール:アルミ合金φ19mm×2、アルミφ17.5mm×2
- リッジポール:アルミ合金φ14.5mm×3
収納
- 80x45x35cm
アポロンS:使い勝手◎小型アポロン!
「アポロンS」は、人気の「アポロン」の使い勝手はそのままに、少人数でも使いやすく設計された小型の2ルーム。
オールメッシュ・跳ね上げ可能なサイドパネルはそのまま、夫婦や3人までの家族にはピッタリのサイズ感です。
重量
- 約13.2kg (付属品除く)
- フライ:約6.0kg、インナー:約2.0kg、ルーフフライ:約0.6kg
- ポール:約4.6kg
- 付属品:約4.09kg
素材
- フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
- インナー:ポリエステル68d
- グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- ポール:6061アルミ合金(φ16mm、φ14.5mm、φ13mm)
収納サイズ
- 70x32x32cm
ティエラ5-EXII:バランス感◎小川の代表的なテント
「ティエラ5-EXII」は、強度・使い勝手・居住性のバランスがいい2ルームテント。
小川を代表とするロングセラーのモデル。
ファミリーにピッタリの長く愛用できるテントです。
重量
- 総重量(付属品除く): 21.1kg
- フライ:約7.9kg、インナーテント:約6.7kg、ポール:約6.5kg
- 付属品重量: 約4.7kg
素材
- フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- 内幕:T/C
- グランドシート:PVC(耐水圧10,000mm以上)
- ポール:6061アルミ合金(φ16mm、φ14.5mm、φ13.8mm)
収納サイズ
- 76×40×40cm
ティエララルゴ:ゆったり過ごせる最高峰の大型2ルーム
「ティエララルゴ」は、「ティエラ5-EXII」の大型モデル。
リビングと寝室の一体感を感じられる、居住性に優れた2ルームテント。
重量
- 総重量(付属品除く):22.0kg
- フライ:約9.0kg、インナーテント:約6.3kg、ポール約6.7kg
素材
- フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- インナーテント:T/C
- グランドシート:PVC(耐水圧10,000mm 以上)
- ポール:アルミφ16mm
収納サイズ
- 80x45x40cm
ティエラリンド:最もコンパクトな2ルーム
「ティエラリンド」は、「ティエラ5-EXII」の小型モデル。
コンパクトなので、設営やメンテナンスの取り扱いも楽ちん。
夫婦や3人家族にピッタリ◎
重量
- 総重量 9.4kg(付属品除く、付属品約3.6kg)
- フライ:約3.6kg、インナーテント:約2.1kg、
- ポール:約3.7kg
素材
- フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
- インナー:ポリエステル68d
- グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
- ポール:6061アルミ合金(φ13mm)
収納サイズ
- 70×28×28cm
【まとめ】小川の2ルームテントは、機能性・居住性・建てやすさ◎長く愛用できる
筆者愛用の小川テント「ファシル」と、小川テントの2ルームテントのバリエーションを紹介しました。
「ファシル」は、シンメトリーのデザインが美しく、オールメッシュで快適に過ごせる、コンパクトな2ルームテントです。
「ファシル」のメリット・デメリットは以下です。
- 設営が超簡単!初心者にも扱いやすい◎
- 夫婦でもOK!小型でコンパクトな2ルーム
- オールメッシュでシェルターにも
- スカート付きで寒い時期も安心
- 小さめサイズで区画サイトも安心
- キャンプ場でかぶらない
- 設営楽ちん!慣れたら15分で建てられる
- 【デメリット】価格がお高め……!
「ファシル」以外の小川の2ルームテントのバリエーションは以下です。
- アポロン:オガワで最も人気の大型2ルーム
- アポロンS:使い勝手◎小型アポロン!
- ティエラ5-EXII:バランス感◎小川の代表的なテント
- ティエララルゴ:ゆったり過ごせる最高峰の大型2ルーム
- ティエラリンド:最もコンパクトな2ルーム
キャンプ場で人気の2ルームテント。
重くて大きい扱いが大変なものも多い中で、「ファシル」はとても楽ちんに設営・撤収、メンテナンスをすることができます。
これから2ルームテントを検討される人は、ぜひ小川テントもチェックしてみてくださいね。
人とかぶらない2ルームテントを探している人にはぴったりですよ!