グランドシートを自作する方法を紹介します。
自作のグランドシートは、Amazonで手に入るブラックシートやグリーンシートを使って、ワンコインから簡単に作ることができます。
筆者愛用のカンガルーテント「TCルーテント」を例に、用意するものとくわしい作り方を画像つきでガイド。
最速で準備する方法とミシンを使う方法の2つの自作方法がわかります。
グラウンドシートって何?代用できる?
グランドシートはテントを保護するための敷物だよ!代用品で安く済ませよう◎
- グランドシートって何?代用品はある?
- グランドシートをミシンで自作する方法は?
- より簡単に自作する方法を教えて!
本記事では、筆者愛用のカンガルーテント「TCルーテント」を用いて、ブラックシートを使ったグランドシートの自作方法を丁寧に解説します。
▼TCルーテントについて詳しくはこちら!
グランドシートとは?必要な意味と使い方
テントの必需品グランドシートは、テントの敷物のこと。
ことで、テントを汚れや浸水から守ってくれる役割があります。
コールマンやスノーピークなどメーカーによっては、テントにピッタリの専用品も販売されています。
専用品は使いやすさと見た目の良さがバツグンですが、やや高価なところがネック……。
「これからキャンプを始めたい!」という人は、揃えたいギアもたくさんあって抑えられるコストは抑えたいですよね。
グランドシートの自作にかかる費用は、サイズによって差はありますがワンコイン〜1,000円程度。
ファミリーサイズのテントであれば、専用品に比べコストは10分の1に抑えられます。
グランドシートの意味
グランドシートは、テントを汚れや雨による浸水から保護する役割があります。
芝サイトであればそこまで気にすることもありませんが、天気が良くてもテントは意外と汚れてしまいます。
テントの下に石があると、穴が開く原因にも……!
グランドシートは「テントは大切」「少しでもキレイな状態で長く使いたい」と考える人は、必ず使いたいアイテムです。
「テントを長く大切に使いたい」と思うのであれば、グランドシートの使用がおすすめ!
グランドシートの使い方
使い方は、設営時にテントの寝室スペースに合わせて敷くだけ。
テント本体からはみ出さないサイズを用意することが肝心です。
グランドシートの面積がテントより大きいと、雨が降った時にテントとグランドシートの隙間から浸水して水たまりができてしまいます。
敷くだけでOKなグランドシートですが、テントからはみ出さないようにだけ注意して設営します。
【自作方法】Amazonやホームセンターで買うだけ!カットのみで超簡単◎最速の作り方
グランドシートを超簡単に最速で作るなら、シートをカットするだけでOKです。
【作り方】
- テントの床面積と同じくらいか、少し大きめのサイズのシートを用意
- テントの床面積よりも四辺がそれぞれ20cmくらいずつ短くなるサイズにカット
切断面のほつれもでず、普通のはさみで簡単に切れるのでサクサク作業できます。
ブルーシートよりも、グリーンシートやブラックシートがおすすめです!
【注意点】
各シートに記載されたサイズは、四辺を折返し加工される前のサイズ。
実際にシートを広げるとひとまわり小さくなり、1.8mx2.7m規格のシートの場合の実寸は1.7m×2.6mになります。
【自作方法】ミシンなしで四辺を補強する方法
ミシンなしで四辺を補強したいときは、アイロン接着ボンドの使用がおすすめ!
筆者も、両面テープや通常のボンドも試しましたが、すぐに剥がれてしまいました。
ミシンで縫う使用感には叶いませんが、一番実用できたのはアイロン接着ボンドです。
アイロン接着ボンドは、防水性に優れ耐久性もまずまず。
ミシンがない人には、おすすめの方法です。
▼おすすめは「裁ほう上手」!
【自作方法】ミシンを使った作り方
ミシンを使った自作方法なら、使用時にめくれにくくなり使い心地がアップします。
作り方
- 手持ちのテントの床面積と同じくらいか、少し大きめのサイズのシートを用意
- テントの床面積よりも四辺がそれぞれ15cmくらいずつ短くなる様にカット
- 四辺を5cmずつ折り返してミシン縫い
- (付けたい場合のみ)四つ角にハトメやロープを付ける
ミシンを使って四辺を補強することで、使用感のアップにくわえ端からの劣化を防ぐことにもつながります。
グランドシートを作ったあとに余ったシートで、キャンプ用のゴミ箱や薪バッグを作るのもおすすめ。
筆者のミシンの場合、縫い目の長さをいつもより大きくし(2→3)、糸調子は小さくすると(5→3)縫い目がミミズにならずキレイに仕上げられました。
【具体例】ビジョンピークス「TCルーテント」でグランドシートの作り方を解説
ここからビジョンピークス「TCルーテント」を例に、ミシンを使った実際の作成工程を解説します。
TCルーテントの床面積は、約180cm×220cm
製作するグラウンドシートの完成サイズは、160cm×200cmをイメージします
Amazonで「YUTAKA #3000ブラックシート1.8mx2.7m」を購入
2辺はそのまま使用し、残り2辺を縫います
2辺分の縫い代5㎝足して、165×205のサイズにカット
多少のズレは全く問題ないので、勢いで縫います
テントと連結してペグダウンするため、角にロープを付けます
1時間ほどで完成
ハトメを利用しても、シートの折返し部分を補強して縫い付けても、使用感に変わりはありませんでした。
【まとめ】グランドシートは自作でOK!コスパよく気楽にキャンプを楽しもう!
グランドシートは専用品がある場合もありますが、用意のないテントや費用を抑えたい人は自作するのがおすすめです。
ホームセンターやAmazonで手に入るブラックシートやグリーンシートを使って、ワンコイン〜1,000円程度で満足感の高いグランドシートが作れます。
完成イメージは、四辺が20cmくらい短くなるように作成すると使いやすいです。
最も簡単な自作方法は、テントのサイズに合わせてハサミでカットするだけ。
ミシンやアイロンで接着するタイプのボンドで四辺を補強すると、さらに耐久性や使い心地はアップします。
たった1時間程度で簡単につくれる自作のグランドシート。
迷う人はぜひチャレンジしてみましょう。
これからも長くキャンプを楽しむためにも、グランドシートを使用して長く大切にテントを使おう!